うきたさんのあれこれ

今は逆転裁判についていっぱい書いてます。

3人の天才-2- (ミツルギ検事)

今回は、逆転裁判123のお話!になりますが、本当に何でもありになりそうですので、逆転裁判ファンの方は合わない表記や表現が出てくる可能性が高いです。

 

 

 

どうか無理をなさらず、この前提がダメな方は戻ってください!本当に、ですよ!

 

 

 

 

ちなみに、ミツルギ検事に関しては、かなりのネタバレがありますので、本当に今からプレイしよう!という方はご覧にならないことをお勧めします!

 

 

 

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妄想垂れ流し第2回にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!第2回は、ミツルギ検事です!

 

逆転裁判に於いて最強のヒロインであり、ヒーローであり、1番の人気者!もう、彼なしでは逆転裁判は語れません!という超重要人物です。

 

 

 

いやー、ミツルギ検事はもう色んな属性を極限まで盛りに盛った人物ですよね!

 

ナルホドくんを学級裁判から救ったヒーロー。それなのにその直後に発生したDL6号事件によって、15年間自分が親を殺した悪夢を見続けています。

 

結局、時効ギリギリで悪夢の真実が明らかになります。実の親を殺したのが育ての親で、あろうことか法廷で育ての親は自分に冤罪を吹っ掛けようとしてきていた。そこを今度はナルホドくんに救われた、というのが逆転裁判1の最終話「逆転、そしてサヨナラ」のざっくりしたあらすじです。いや、若いのにどれだけ色んなものを背負った人生なんだ…。

 

DL6号事件の真実が明らかになって数年、逆転裁判3に至っても尚、克服できないものが沢山あるけど、それでも不器用に、強く、優しく生きていくミツルギ検事の生き様は、そりゃぁぁぁぁぁもうね、カッコいいですよね。

ツンデレで素直になれない所とか、「サイコロ錠」その他結構な天然ぶりまで、とにかく限界まで盛りました!!と言わんばかりのサービスっぷりです。

 

 

 

と、カッコいい談義はこんなもんにしておきまして、一応、タイトル通り彼の「天才性」についてちょっとは書いておきたいと思います。書かんでいい気もしますが。

 

 

 

 

彼は検事局始まって以来の天才検事で、40年以上無敗を誇る伝説の天才検事、狩魔豪の教えを受けた愛弟子でもあります。検事という職業について真面目に考えたらツッコミが止まらなくなりそうな世界なので、大体全てを「そーいうもん」として考えますが、とにかく彼は若くして法廷に立ち、数々の難事件で勝訴してきた実績の持ち主です。

 

 

事実、彼は大変な天才です。本当に頭が良くて、それだけではなく、検事としての才能にも溢れた人物なんだろうと思います。結果として、弁護士より検事を選んで正解だったんだろうな、と。うーーん、検事としての才能が何か、って言われるとわかんないけど。

 

 

でも、きっとDL6号の解決まで、彼は一度も自分を「天才だ」とか「頭がいい」とか、心から思うことはなかったんではないか、自分を肯定する言葉を一つも持たないまま、ずっと生きてきたのではないかと思うのです。

 

ナルホドくんと法廷で再会し、DL6号事件で救われ、フラッと海外に行ってナルホドくんにガチギレされ、ナルホドくんと共闘し…。

 

そうして徐々に自分の能力、天才性に気がつき、ナルホドくんとの関わりを通じてそれらを肯定することが出来るようになったんだろうなと思います。

逆転裁判3では、ナルホドくんの代理として弁護を行う際、ナルホドくんと同じように被告人を信じる、という一幕が書かれています。きっと、被告人を信じると同時に「被告人を救える自分」も心から信じることが出来るようになったんだろうなぁと思うと、なんとも嬉しい気分になる私です。

 

 

 

まぁ、完全な妄想なんですけどね。

 

 

 

ナルホドくんは、ずっと自分が天才だと知って生きてきた人。

ミツルギ検事は、自分を天才だと信じられる様になった人。

 

 

そんな感じかなぁ。と思います。

 

 

ああ、結構恥ずかしいけど。書きたいものがある限り、妄想はまだまだ続く!

 

3人の天才-1- (ナルホドくん)

お仕事の方、時期をずらして休暇を取られる方もいらっしゃるとは思うのですが、ゴールデンウィーク終盤、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

我が家は今日、主人の実家より自宅に戻りました。そんな訳で、誰も見ていない意味なしブログを再開します!ネタがなくなったらきっと止まります。

 

帰りの車の中でも逆転裁判のBGM流しまくりの謎の親でした、私。中学生の娘は自分もやっているので乗ってきてましたが、小学生2人は飽きて寝ました。Cero表示もそうなんですが、小学生たちはそもそも理解が難しいみたいでやりませんし、興味なしです。

 

まあ、せやろなぁ…。

 

 

今回は、逆転裁判123のお話!になりますが、本当に何でもありになりそうですので、逆転裁判ファンの方は合わない表記や表現が出てくる可能性が高いです。

 

どうか無理をなさらず、この前提がダメな方は戻ってください!本当に、ですよ!

 

 

 

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さてさて、そんな訳で、今回からただただ好きなキャラについて語るだけという不毛な垂れ流しをしていきたいと思います!この時点で無理な方は、本当、戻ってくださいね!

 

 

 

今回はナルホドくん(成歩堂龍一)について私のイメージを垂れ流していきたいと思います!

 

逆転裁判123の主人公で、逆転裁判123の時点では、成歩堂法律事務所の弁護士です。123の時点ではまだ自分しか弁護士のいない事務所の所長兼弁護士兼職員、ですかね。

(4では芸能事務所?のピアニスト?ですね!5・6では責任ある所長としての振る舞いが見れるようなのですが、Switch版が出ないことには、その姿を拝めそうもありません…。)

 

 

さて、ナルホドくんは芸術学部で演劇を学んでいたけど、「法廷でミツルギに会うため」という理由で突然進路変更をして1年の独学の後司法試験に合格し、弁護士になった、という設定です。(あってますかね?)

 

鋭いツッコミを心の中で決めてみたりとちょっと冷めたところもありつつも、様々な権力やら障害にあっても真実の追求を求めて立ち向かい、仲間と共にそこに辿り着く主人公!

依頼人を、仲間を信じ抜くことで真実と向き合い成長していく!という人物像が描かれています。

 

その筈なんですが…。私のイメージはちょっと違うんですよね。

 

 

逆転裁判の世界の評価では「天才」はミツルギ検事やメイちゃんなのですが、本当に一番の天才はナルホドくんで、その上でナルホド君は「ボクは天才的に頭がいい」ということを自負して振る舞っている人物じゃないかな、と思っています。

 

蘇る逆転で「ボクだって頭がいいのに…」って言っていた気がするんですが(そもそも、そのセリフでこんなイメージになっちゃったんですけど)中々こんな自負、持てたもんじゃないと思います。ましてや「ボクだって」の比較対象が世間で天才と評されるミツルギ検事なんですから。

 

 

ナルホドくんは仲間も依頼人も、もちろん凄く信じている(信じられる人としか付き合わないし、依頼も受けない、だと勝手に想像しています)のですが、最終的に「依頼人を救う能力がある自分」を一点の曇りもなく信じていて、その自己評価が正しい、ということなんだと思います。

 

 

逆転裁判4でその評価を不正な形で世間から否定された後のナルホドくん(いわゆるダルホドウですかね)は、何もかもを失っても「ボクは頭がいい」だけは絶対的に信じて手放さない。そんな人物として描かれているのかなと思い、勝手に納得していました。はい、勝手に…。

 

そして、そういう人、めっちゃ好きな私です。ただのシュミですね…。そして逆転裁判5以降やってないので外れている可能性が高いんですけどね…。

 

 

そんな訳で、私の中では誰よりも頭がよく、またそれに対して絶対的な自信を持っている人物、最強の自己肯定感をもつ人物、それがナルホドくんです。いや、カッコいいなぁ。

 

そんな自己肯定感どうやったら持てるんだろう。

まず、天才に生まれるところから始めようかな…。

 

 

 

 

余談ですが。

 

このゲームが発売された頃丁度私、大学生でした。(その頃、私はこのゲームすら知りませんでした)

 

私自身は法学部出身ではないのですが、部活の友人やバイト先の仲間で法学部で司法試験を受けている子がいて、彼らはみんなびっくりするぐらい優秀な人達でしたが軒並み不合格で…。(本当に優秀な人たちでした)当時は旧司法試験と言われる時代で、司法試験って本当に大変なものだったらしいです。

 

もちろん、今でも司法試験が凄い試験である事には変わりないのですが…。

 

そんな姿を見ているので「弁護士」「検事」はめっちゃくちゃ頭がいい!!という印象が凄く強いのかもしれません。ましてや独学1年他学部出身とか、大学行ってるかどうかも分からない年齢とか、何なのか…。

 

私がナルホドくん、ミツルギ検事、メイちゃんにより強く「天才」のイメージを持ってしまうのは、そういう時代背景もあるかもしれないですね!

 

 

ああ、ちょっと恥ずかしいけど。書きたいものがある限り、妄想はまだまだ続く!

3人の天才(注意書き)

今回は、逆転裁判123のお話!になりますが、本当に何でもありになりそうですので、逆転裁判ファンの方は合わない表記や表現が出てくる可能性が高いです。

 

どうか無理をなさらず、この前提がダメな方は戻ってください!本当に、ですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

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逆転裁判シリーズ、本当に面白いです。先にも書きましたが123のシリーズキャラクターが本当に良くて。そりゃあもう魅力的な人々がいっぱい出てくるんですが、とりあえず3人、語りたい人がいます!

 

っていうことで今回は3人の天才について勝手に妄想を繰り広げていきたいと思います!

 

その3人とは…ナルホドくん、ミツルギ検事(ミッちゃん)、狩魔冥(メイちゃん)です!なんか呼び方バラバラでどうか、と思うのですが、普段私が脳内で呼んでいる名前で行きます。

何でこの3人か、というと…。ただ単に好きだから!

 

今回以降更に、本当に個人の妄想だけを突っ込んだものなので、すでに呼び方が無理!という方は、本当に戻ってください!

 

では、次より3人の天才について書いていきたいと思います!

 

今日も意識がある限り、妄想はまだまだ続く!

逆転裁判のあれこれ(好きなこと書きます)1

前までの記事では逆転裁判4の魅力についてみなさんに聞いてもらえて本当に嬉しかったです!そんな奇特な方が居らっしゃいましたら、本当にありがとうございます!!

 

で、逆転裁判4激推しな私ですが、逆転裁判123も大好きです。そりゃぁもう!いやぁ、本当に、大好きです!

成歩堂セレクション123蘇る逆転Switch版から入った俄中の俄ですので、全く偉そうなことは言えたもんじゃないんですけど、本当に面白い!!

 

そんなわけで今逆転裁判123、蘇る逆転、逆転裁判4、逆転検事1、まで終わったところでして、残りは大逆転裁判12、逆転検事2になります。逆転裁判56は、スマホ版は機種が対応しておらず、3DS持っていないので出来る予定がありません…。

逆転裁判456でSwitch版を出して欲しい、切実に…。

 

ナルホド君が所長で弁護士に返り咲いたり、ミツルギ検事局長!だったり。オドロキくんが成長してカッコいい姿を見せてくれる等聞いているので本当に、本当にやりたいのですが…。お願いしますCAPCOMさん!と祈っておきます!

 

さてさて、散々逆転裁判4について熱く語ってきた私なんですが、上で書いた通り123もめちゃくちゃ大好きなんです。何と言っても出てくるキャラクターが良い!!好き!ってなる人いっぱいいて。

 

逆転裁判4の激推しの中でもちょこっと書いてた気がするんですが、ナルホドくん他、数名のキャラクターに対する私のイメージを勝手に書いて、後で自分で見てニヤけたりしようかなと思います。

 

逆転裁判4の激推しより更に、もうね、妄想の垂れ流しとなる事請け合いです。あぁー。書いてる本人はめちゃくちゃ楽しいです。

 

それでもなんでも楽しい妄想は、まだまだ続く!

逆転裁判4が面白すぎる(6)

ここからは、逆転裁判4のネタバレと、個人の歪んだ妄想の垂れ流しとなりますので、本当に見たい方だけがお進みください!

 

また、一度プレイしてないと「何言ってるの?」と、確実になるであろう雑なあらすじとネタバレが続きますので、その点も何卒ご容赦願います。

 

トリック等、肝心なところをざっくり省いたあらすじになるものがありますが、そこはご愛嬌、ということでよろしくお願いします!詳細のトリックは、ご自身でプレイして楽しんでくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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前のブログまでお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございます!最後に残してきた「ナルホドくんの証拠捏造」について補足の意味で付け足そうかな、なんて思います。

 

逆転裁判4って、最終話終わった後に第1話をもう一度プレイしてやっと完結するのかな、と勝手に思っていますので、後少し、お付き合いください。

 

それでは、最終話まで終わらせた皆様はご存じでしょうが改めて第1話を振り返ってみましょう!

 

第1話の被害者、浦伏影郎は実は7年前に法廷から消えた或真敷ザックでした。或真敷ザックは7年前の事件で最初牙琉霧人弁護士に弁護を依頼し裁判前日に解任、最終的にナルホドくんに弁護依頼をした人物です。

 

弁護を解任されたことを恨んだのか、或真敷ザックが証拠捏造について何らかのきっかけで全てを知ってしまっていたのか。牙琉霧人弁護士の殺害動機はあまりはっきりしない部分もありますが(私が気付いていないだけかも?)、根っこは間違いなく7年前の事件にあると考えられます。

牙琉霧人弁護士、意外と器の小さそうな人物ですし、解任を7年間恨み続けててもおかしくないなぁ、なんて個人的には思ったりします。

 

そしてこの事件で牙琉霧人弁護士の有罪を決定付けた最強の「切札」が、ナルホドくんが捏造した証拠だった、という訳です。最初プレイした時は「なんでやねん?!」と思い、その後ナルホドくんが渡してくれる証拠について「これ捏造じゃないですよね?」と疑ってしまうようになりました…。

 

が、第1話以降、証拠の捏造はありませんでした(多分)。ホッ…。

 

最終話まで終わった後、改めて第1話に帰ってくると「ナルホドくんが捏造した証拠」の意味が割と違って見えてくる気がするのです。

 

牙琉霧人弁護士は本物の証拠を持っているけれど、それを明らかにしてしまうと自分が有罪になってしまうから出せない。その通りですが、証拠の捏造を告発しようがしまいが、どちらにしても有罪になるのです。ならば、前にナルホドくんに仕掛けた様に、オドロキくんを嵌めることが出来たはずです。なのに、牙琉霧人弁護士はそれをしなかった。

 

牙琉霧人弁護士は序審法廷制度を知り尽くし、逆手に取って色々やってきた人間なのでしょう。だからこそ、このタイミングで提出された証拠品について再調査を申し出ても却下されることが分かっていたのではないか、と思うのです。

序審法廷制度は、とにかく時間がないのです。自分が告発された被告人という立場で証拠品に異議を申し立てたところで、取り合って貰えないことが分かっていたのではないでしょうか。ナルホドくんの証拠品捏造事件があった時代から7年、法曹界は荒れ果てています。もしかしたら検事や弁護士でさえ、証拠再調査の申し立てを却下されるかもしれません。

 

つまり、ナルホドくんはこの証拠の捏造で、牙琉霧人弁護士に「序審法廷とはどういうものか」を分からせたのではないか、と思うのです。

 

やっている事は平たく言えば仕返しなんですが、自分がされたことを仕返ししてスッキリ!というより、自分も序審法廷を逆手に取ることくらいできる、ということを見せつけて「これから、やったるからな。」という意思を捏造した証拠品で示したのではないか、と。

 

まさに「くらえ!」です。

 

ただ、巻き込まれたオドロキくんはあぁかわいそうだな、と思ったりもします。が、その時まだオドロキくんはナルホドくんにとって敵側の人なのです。

 

なんとなく、ナルホドくんは自分の手の内に入れた人は全力で守るしどこまでも追っていく覚悟があるけど、そうじゃない人には無頓着で冷酷、という私の中の勝手なイメージがあるので(本当に勝手!)きっとまだオドロキくんはまだナルホドくんの身内じゃなかったんだろうなと思います。時系列的にもまだラミロアさんに出会っていない頃ですし、ね。あ、でも腕輪について何か知ってる感じもするけどあれは…。

 

私の勝手なイメージについては、また別でどんどん語りたいと思いますが、とりあえず「逆転裁判4が面白すぎる」については一旦ここで区切りにしたいと思います。

ちょっとした感想などは、また書いちゃうんでしょうけどね!

 

もし逆転裁判4をやったけど面白くなかった(が、まだプレイ出来る環境にある)、買うかどうか迷っている、という人がいらっしゃいましたら、是非この機会にプレイしてみてください!

 

今夜も楽しい妄想は、まだまだ続く!

逆転裁判4が面白すぎる(5)

ここからは、逆転裁判4のネタバレと、個人の歪んだ妄想の垂れ流しとなりますので、本当に見たい方だけがお進みください!

 

また、一度プレイしてないと「何言ってるの?」と、確実になるであろう雑なあらすじとネタバレが続きますので、その点も何卒ご容赦願います。

 

トリック等、肝心なところをざっくり省いたあらすじになるものがありますが、そこはご愛嬌、ということでよろしくお願いします!詳細のトリックは、ご自身でプレイして楽しんでくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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4話目のあらすじ「うきたさん解釈バージョン」は、こちらのページにあるので、もし知りたい方はどうぞ!

逆転裁判4が面白すぎる(4)

 

マルっとまとめちゃうと「7年前、ナルホドくんを陥れたのも、今、絵瀬どぶろくを殺害したのも牙琉霧人弁護士で、今作のラスボス。7年越しでナルホドくんは証拠捏造の疑いを晴らし、牙琉霧人弁護士のどぶろく殺害を明らかにして復讐しましたよ。」と言うお話なのです。

 

 

…なのでしょうかね?

 

 

そもそも、そのラスボスに対して、1話目でナルホドくんは復讐を果たしています。1話目で、ラスボスが吹っ掛けてきた冤罪で被告人席に立たされたナルホドくんが、自分で返り討ちにしてやってるんです。最終話よりある意味強烈です。

1話から牙琉霧人弁護士がラスボスかもしれないと匂わせており、ある意味「やっぱりね」な展開で最終話を迎えています。

 

いや、この「やっぱりね」の展開もすんごい面白くて好きなんですけど…。

でも、あまりに単純すぎるというか、本当にこの人、ラスボスだったの?と思っちゃう部分があるのです。ラスボスが歴代と比較して小粒、と言う批判もわかる気がします。

 

ラスボスとして並んでくるのがカルマとかガントとかだもの。あんなインパクトはないよね。オートロみたいな劇的展開もないし、ゴドーみたいな感動ストーリーもない。

 

ラスボスなのに結構前から匂わせが凄いし、大規模組織犯罪でもなければ動機も私怨によるしょーもないもの。そういうシナリオが悪い訳じゃないけど、今まで、傾向としてはラスボスは大物が多かった、と言うのは確かです。

 

 

そこで疑問に思ったのです。

この物語のラスボスは本当に牙琉霧人弁護士?違うんじゃない?

 

 

 

確かに、ナルホドくんは牙琉霧人弁護士にはめられて法曹界を去っていきました。かなりしょうもない理由から証拠品捏造の罠に嵌められて、弁護士という彼にとって大切な職業を奪われてしまったのです。そりゃ、ナルホドくんは牙琉霧人弁護士を恨むでしょうし、何なら復讐したろ、と思うでしょうよ。

 

 

でも、それだけ?

 

 

ナルホドくんが何故証拠品捏造の罠に嵌ったのか、それは時間がなかったから。自分でも「時間がなかったとはいえ迂闊なことをした」と言っています。

そして、その時間がない根本的な理由は…もう、分かりますよね。「序審法廷制度」です。

 

もしかして、逆転裁判4のラスボスは人じゃなく「序審法廷制度を含む法のあり方」だったのでは?

 

 

それに気付いた時「あぁぁ!!!!」と、3話を進めていた時と同じ逆転が私に起きました。

 

 

ナルホドくんは逆転裁判4を通して「序審法廷制度」「絶対的な証拠」にこだわり過ぎるあまり、真実を蔑ろにした法曹界に対して、静かに、でもずっと異議を唱えてきています。

最終話、序審法廷制度では有罪に出来ない筈の牙琉霧人弁護士を、全く新しい法制度である「裁判員制度」(ここではメイスンシステムと呼ばれてますかね)を使って有罪にすることで、「序審法廷制度を含む法のあり方」を否定し、今の法制度で蔑ろにされてしまっている真実の追求を取り戻しに来たのでは、と。

 

復讐か、正義か。どの気持ちでナルホドくんがこれらをやったのかは「ご想像にお任せします」の世界なので分からないけど、最後は現在の法制度に対して「NO」を突きつけて、7年に渡る物語が幕を閉じたのだな、と思った時…。

 

 

あ、この話、私、めっちゃ好き。大好き。心から思いました。

 

今までの123と全然別の方面からやられちゃって、単純な私はもうね、逆転裁判4にすっかりハマってしまった訳です。即、2周目です。

逆転裁判123も本当にキャラが濃くて笑いあり涙あり、大胆なトリックと軽妙なやり取りが大好きですが、逆転裁判4は自分で発想を逆転させていくと本当の姿が見える、という体験ができた作品だったな、と思います。まさに、逆転裁判

 

ナルホドくんも、法廷で発想を逆転させた時、こんな風に思ったんでしょうかね。いや、思い込み激しすぎですかね。

 

長々とお読み頂きありがとうございます!と終わりたいところですが、最終話を終わったのにまだまだ書きたいことがあるので、実はまだ続きます!

 

うふふふふ。

 

書きたいことが続く限り、妄想はまだまだ続く!

逆転裁判4が面白すぎる(4)

ここからは、逆転裁判4のネタバレと、個人の歪んだ妄想の垂れ流しとなりますので、本当に見たい方だけがお進みください!

 

また、一度プレイしてないと「何言ってるの?」と、確実になるであろう雑なあらすじとネタバレが続きますので、その点も何卒ご容赦願います。

 

トリック等、肝心なところをざっくり省いたあらすじになるものがありますが、そこはご愛嬌、ということでよろしくお願いします!詳細のトリックは、ご自身でプレイして楽しんでくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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4)逆転を継ぐもの

いよいよ最終話です。贋作師の絵瀬どぶろくが遅効性の毒で殺害され、娘の絵瀬まことが逮捕され、オドロキくんが弁護することとなります。

 

その弁護依頼を持ってきたのは、ナルホドくん。今回の裁判は裁判員制度を取り入れた「メイスンシステム」と言う裁判制度のテストケースとして裁判が行われること、それらのコーディネート(ずっとゴクヒ任務と呼んでいた)をし、責任を持つのがナルホドくんであることをオドロキくんに告げます。

 

実は贋作師は娘のまことであり、客対応をどぶろくが行なっていただけ、と言うことが判明します。また、まことは贋作制作のほか、裁判に提出する証拠品の捏造も行っていました。

7年前ナルホドくんが法廷に提出し、失脚の原因となった捏造証拠品はまことによって作られた物でした。

ここで、今起きている絵瀬どぶろく殺害事件と、7年前ナルホドくんが失脚した或真敷天斎殺害事件が繋がり、2つの事件を同時に解明していくこととなります。

 

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7年前、ナルホドくんは或真敷天斎殺害事件の被告人、或真敷ザックの弁護を裁判前日に牙琉霧人弁護士から引き継ぐ形で担当することになります。

 

偉大な魔術師である或真敷天斎が入院中の病院でピストルにより殺害されました。弟子のザックとバランが時間差で病室に呼ばれ、2人とも或真敷天斎本人から殺人を教唆されていましたが、点滴の残量により割り出された犯行時刻からザックが犯人であるとされている事件でした。

7年前の検事もまた、ガリュー検事。彼のデビュー法廷となるはずの事件でした。

 

前日に事件を託されたと言う事情からほとんど資料を確認する時間がない中で法廷に立ったナルホドくんは、絵瀬まことによって作成された捏造証拠品を切り札として提出します。

しかし事前に「ナルホドくんが捏造証拠品を提出する準備がある」と聞いていたガリュー検事はその証拠提出に異議を唱えます。捏造の事実が確認され、またザックはイリュージョンを使って法廷から消えてしまい、審理は有耶無耶に終わります。

 

真実が何も明らかにされないまま、ナルホドくんは証拠を捏造した弁護士としてレッテルを貼られた上でバッヂを剥奪され、法曹界を去ります。

 

この7年前の事件、捏造証拠品を仕込んだのは牙琉霧人弁護士でした。元々ザックの弁護は牙琉霧人弁護士が担当するはずでしたが、ザックは裁判の前日に突然牙琉霧人弁護士を解任し、ナルホドくんへ弁護先を変更します。そのことを快く思わなかった牙琉霧人弁護士が捏造証拠品をナルホドくんへ託し、ガリュー検事に「ナルホドくんが捏造証拠品を提出しようとしている」と言う情報をリークします。

ちなみに、元々この捏造証拠品は牙琉霧人弁護士が自分の裁判において使用しようと思っていたものの様です。

 

事件の真相は、或真敷天斎の自殺でした。後から来たバランは或真敷天斎が自殺であることを知っていましたが、その罪をザックに着せることで自らが或真敷一座のイリュージョンの後継者になれると考え、点滴に細工をして死亡時刻を誤魔化し、ザックに罪を着せたのです。

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ここまでが、7年前のナルホドくんの証拠捏造に関わる事件の概要です。

 

ここからは、絵瀬どぶろく殺害事件の概要です。

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7年前、捏造証拠品作成を依頼した牙琉霧人弁護士は、捏造の発覚を防ぐため、作成者の絵瀬どぶろくに猛毒が塗布された切手と受領書を送り「受領書へサインし、同封の切手で返送するように」と言う手紙を送ります。切手を貼るために舐めた際に、毒殺できるようにという計画でした。

しかしその切手は或真敷一座の記念切手で、或真敷一座のファンだった絵瀬まことはその切手をこっそり譲り受け、額に飾ってしまいました。牙琉霧人弁護士の絵瀬どぶろく殺害計画は、7年前未遂に終わってしまったのです。

 

7年の時を経て、絵瀬どぶろく牙琉霧人弁護士(既に1話でナルホドくんに有罪にされて独房に収監されている)へ手紙を書きます。その際、切手が見当たらなかったのか、娘が保管していた猛毒が塗布された或真敷一座の記念切手を使用してしまい、命を落としたのです。 

 

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2つの事件の真相を明らかにした後、最後にナルホドくんは裁判員に「絵瀬まことは有罪か」と問いかけます。プレイヤーが「無罪」を選ぶと「無罪」が全会一致で決定し、絵瀬まことは「無罪」となります。

 

また、裁判員に「牙琉霧人弁護士犯人説」を強く印象付けて、この話は幕を閉じます。

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とりあえず、7年前の事件で起こったこと、今起こったことを最大限さっぱり書いた内容です!

 

本当は、びっくりするぐらいイヤな証人(よくあんなデザイン、動き、セリフが作れたなとセンスに脱帽です!本当にウワァァってなりました…)に尋問したりしますし、絵瀬まことちゃんが法廷で殺害未遂に逢う、みぬきちゃんと或真敷一座の重要な関係性など、重要すぎる事項が本当にいくつもあるんですが、あえてすっ飛ばして7年前の事件と、今回裁判の対象になっている事件だけに絞っています。

 

いや、あかんやろ…。なんですけど、個人の妄言妄想の類なので、そこは許してください!

概要説明だけで随分と長くなってしまったので続きは次にて!

 

行き過ぎ強すぎな妄想は、まだまだ続く!